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「逆光のアホウドリ」
どんなにみじめに暮らしていても、どんなに不細工に生まれついても、どんなに耳の後ろをよく洗っていなくても、生きてさえいりゃあ「かっこいい角度」があるものよ。
アホウドリって名前がなんじゃい。
自分で名乗ったわけでもなし。
人を小馬鹿にしたくてアホウアホウと鳴いてるわけでもない。
おまえら人間が、このくされ日本人ともが、こいつアホウって鳴いとるアホやアホやゲラゲラゲラってと笑っい転げてわしにアホウドリという名前をつけたわけやけどな、どっちがアホじゃい、と、ただ鳥として、鳥としてアホウ的な鳴き声を出したわしと、アホウに聞こえるゲラゲラゲラゲラ〜〜〜、こいつアホウドリって名前にしよ! と考えた日本人(人間)と、どっちがアホなんや、ちゅう話や。まあ、まあ、しかしこういうのんは、言ったもんがちやね。すっかりわしらはアホ扱いですわ。アホの鳥ってことになってる。その先入観がわしらのかっこええ姿をアホっぽく見せとるだけや!
このTみてみ。逆光のわしら、見てみ。
これ見ても、あんたらわしらを笑えんのん? 笑いはるのん?
なあ。
逆光はな、誰でも平等にかっこよう見せてくれる。
かっこよすぎる?
アホウ! 生きてるもんはみんなかっこええ!
生きてるものはみんなかっこええんやで!
エサの時間やから帰るわ。 アホウ〜 アホウ〜













